イタリアのバイオントダムの事故(『世界最悪のダム事故』というイタリア製の映画https://www.youtube.com/watch?v=WCvwTaCyw-g
Il disastro del vajont : esame geologico di una tragedia immensahttps://www.youtube.com/watch?v=xsyy-JJvVXo)は、日本に示唆的。
ダム湖の深さが100mを超えると、湖底には11気圧を超える圧力がかかる。それによって地震を引き起こしたり、逆に水の接着効果で安定させたりする。このような地震のことを「ダム誘発地震」と言い、国際的には常識に。しかし、日本でだけは「ダム誘発地震」を認めていない。
他国と比べると超巨大な貯水量を持つダムが少なく、他の地震の要因もあり区別が明瞭でなく、他の要因の地震と区別しにくい点もあってごまかしたままだ。意外なのは、日本でダム誘発地震の可能性が高いのが
「黒部ダム」で起きた群発地震。黒部ダムは1963年に完成した総貯水量2億トン、高さ186mあるダムだが、2016年8月末から400回を超える群発地震を起 https://hbol.jp/223069/3
2008年2月12日、ユネスコや国際地質科学連合などが中心になって行った
「国際惑星地球年」(IYPE)プログラムの一環として、ユネスコは
地球科学の理解が重要であることを示す「5つの教訓と5つの朗報」
(Five Cautionary Tales and Five Good News Stories)を紹介。sabi
「教訓」の筆頭に、「技術者と地質学者の失敗」によって引き起こされた事例として
バイオントダム災害が挙げられており、山腹の地質に対する適切な理解があれば防ぎ得たとした。